【編入体験記】山梨大学工学部コンピュータ理工学科

こんにちは、明石高専電気情報工学科のがわ(@Love_Liver0173)です。

2023年度 山梨大学工学部コンピュータ理工学科の3年次編入学試験に合格したので、試験内容などをまとめておこうと思います。

 

前日や当日の過ごし方についてはこちらの記事をご覧ください。

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使用した参考書、勉強方法についてはこちらの記事をご覧ください。

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メカトロニクス工学科を受けたオタクの記事はこちら

 

自己紹介

  • Twitter@Love_Liver0173

  • 出身 :明石高専電気情報工学科情報コース

  • 成績
    ・1年生 31/43
    ・2年生 27/44
    ・3年生 25~32/42(この年から明石高専は順位が非公開に)
    ・4年生 20~22/28(4年生から情報コース28人中の順位)

  • TOEIC :560点(4年生10月)→630点(4年生1月)

  • 受験大学
    横浜国立大学 情報工学EP                         (不合格)
    山梨大学 コンピュータ理工学科                  (合格)
    豊橋技術科学大学 情報・知能工学課程(受験せず)
    島根大学 知能情報デザイン学科           (受験せず)

プログラミングとか何もできない底辺オタク高専生です。

 

志望動機

併願校として山梨大学を選んだ理由は

・試験日程
・試験内容
・立地
が主です。

 

第一志望である横国の試験日(7月の第一土曜日)と被っておらず、関東に近い大学を探したところ、山梨大学を見つけました。

筆記試験が専門科目のみで、横浜国立大学の専門科目と少し被っていた(いうてあんまり被ってない)ので、山梨大学に決めました。決めたのは5年生の4月に入ってすぐです。

面接で言う予定だった行きたい研究室が楽しそうだったので、「山梨でも普通によくね??」と思うようになりました。なので実質第一志望です(?)

 

試験内容

筆記試験と口述試験があります。
筆記試験は専門科目のみ、口述試験はごく普通の面接です。口頭試問はありません

筆記試験

試験時間は9:20〜10:40の80分、試験会場はA-2号館です。
席順はセンター(共通テスト)方式です。
受験者数は16人でした。(1名来ていなかったので実質15人)

 

コンピュータ理工学科の筆記試験は

・プログラミング
・計算機アーキテクチャ
・情報数学

の3つの科目から2つを選ぶ方式となっています。

 

僕はプログラミングと情報数学を選ぼうと考えていましたが、今年度は情報数学が難しい年だったので計算機アーキテクチャを選びました。

受験一ヵ月前に、阪大に行った1つ上のラブライバー(@sinchankosen)に「アーキテクチャも一応勉強しとけ」と言われていなかったら死んでいました。

みなさんも最初から捨てようとせず、ある程度は勉強しておきましょう。

プログラミング(6~7割)
  • 大問1(ソートの安定性、計算量について)
    安定性の定義をちゃんと覚えていなかったので適当に書きましたが、おそらく部分点も入っていないと思います。

    挿入ソート、クイックソートマージソートの計算量は解けましたが、挿入ソートを非安定にしてしまいました。
  • 大問2(ハッシュ法について)
    「こんなんさすがに出んやろ!w」

    そう思っていたハッシュ関数が出て焦りました。

    チェイン法については覚えていたので解けましたが、オープンアドレス法については全く覚えていなかったので適当に書いておきました。

  • 大問3(2分木について)
    コードの穴埋めが出たのですが、再帰で書けという指定があり、よくわかりませんでした。落ちるならこれが原因だったので、おそらく周りも解けていなかったのだと思います。

    2分木の計算量や木構造、巡回順などはできました。
計算機アーキテクチャ(7~8割)
  • 大問1(論理回路
    真理値表を書いて積和標準形にする問題でした。
    過去問を解いておけば誰でも解けます。
  • 大問2(2進数と10進数の計算)
    符号なし8bitの2進数を、2進数のままと10進数に直しての両方で四則演算をする問題でした。一週程前に確認しておいたので全て解けました。

    オーバーフローの扱い方があっているかどうか不安でしたが、おそらくあっていると思います。

  • 大問3(ページ、キャッシュ、仮想記憶について)
    過去問を解いてよくわからなかった計算問題が出て萎えました。

    必死に理解した仮想記憶について記述する問題があったので、点数を零さず掴み取りに行きました。ここで結構部分点もらえたんじゃないかなと思います。
情報数学(選択せず)
  • 大問1(数学的帰納法
    2011年の過去問にあった問題と似た問題でした。
    流石に出ないだろうと思っていたので問題を見た瞬間「あ、詰んだな」と思いました。

  • 大問2(玉の確率)
    あまり覚えていませんが、ちょっと難しめだった気がします。

  • 大問3(グラフ)
    これも出ないと思っていたし出てほしくなかった問題でした。
    この問題を見て、情報数学を捨てることを選びました。

    あまり覚えていませんが、グラフの同値関係を証明したりする問題だった気がします。

口述試験

面接までの流れ

面接は11:00〜11:50のお昼休憩を挟んで行われました。
面接の流れの説明を受けてから、12:10から面接が行われました。

面接の順番ですが、受験番号順ではなく甲府から遠い順でした。
僕は受験番号が1番で、かつ兵庫県だったので関係ありませんでしたが、甲府の近くい住んでいる人はどれだけ受験番号が若くても遅くされるようなのでお気をつけください。

また、口述試験の待機時間は電子機器が使えません
面接の内容を確認したい人は印刷したりノートなどにまとめておきましょう。
リラックス用に本を持っていくのもアリかもしれませんね。
お気に入りの女性声優の写真集を鑑賞して精神統一するのが一番いいと思います。

面接の流れの説明を受けたあと、試験室のあるA-3号館に順番に誘導されます。

面接

面接官は3人でした。
面接官の方がドアを開けてくださり、入室するよう案内されます。
荷物を置く場所があるので、そこに荷物を置いてから座るよう促されます。

座ってから受験番号と名前を聞かれ、面接が始まります。

 

面接内容
  • 数ある情報系の学科がある中で山梨大学を選んだ理由
  • 卒研の内容について
  • 卒研以外で面白かった教科
  • 入学後に学びたいこと
  • 最近あった情報系のニュースで興味のあったこと

僕はあほなので志望動機と卒研についてくらいしか面接の内容を考えていなかったので、情報系のニュースについて聞かれた瞬間頭が真っ白になりました。
何も興味がなかったので、当日の朝に旅館のテレビで見た共通テストのカンニングのニュースについて答えましたが、「何言ってんのこいつ笑」という顔をされて完全にやらかしました。

 

これは落ちたな………と思いましたが、面接の配点が決まっていたおかげで耐えたようです。面接ができなくても試験ができれば大丈夫です。
(ちゃんと面接対策はしておきましょう) 

結果

冒頭に書いた通り合格でした!
メカトロニクス工学科を受けたオタクと一緒に合格発表を見て一緒に叫びました。二人とも受かっていて本当に良かったです。
この記事を書いているのは横国の合格発表前なので、このオタクと一緒に山梨に行けないことを願っています。

落ちてたので一緒に行くことになりました…………。絶対面倒見んからな


合格発表-菅野真衣を添えて-

 

今年度の試験は難しく、面接もボロボロだったので落ちた気しかしませんでしたが、なんとか合格を掴み取ることができました。

 

合格発表までどうなるか分からないので、別の大学を受ける人は気にしすぎずに次の試験に向けて頑張りましょう。

 

何か質問等があれば、ぜひ気軽に@Love_Liver0173にDMどうぞ!

 

 

追記

 

山梨大学編入試験の成績を開示していないのですが、保有個人情報開示請求書を送ったら成績が届いたので結果を載せておきます。

 

  • 成績証明書 43点(50点中)
  • 口述試験    41点(50点中)

  • 筆記試験    272点(400点中)

 

というわけで総得点は356点(500点中)でした。ちなみに合格最低点は325点らしいです、あぶな。