【編入体験記】横浜国立大学理工学部情報工学教育プログラム 試験対策編

こんにちは、明石高専電気情報工学科のがわ(@Love_Liver0173)です。

 

この記事では、編入勉強に使った参考書や勉強方法などについてまとめたいと思います。

 

試験内容について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

love-liver0173.hatenablog.com

 

数学

横国の数学は、行列(固有値,固有ベクトル)微分方程式しか出ません。

難易度はまあまあまあって感じです。たまに難しいのが出てるかなって感じです。

 

対策をしっかり行えばそこまで怯える必要はありません。

微分方程式ひとつ解けませんでした…………。)

 

徹底研究をやった後、過去問をメインに問題集などで演習を積みました。

 

使用した参考書

編入数学徹底研究

これは外せません。編入について調べたら無限に出てくるやつです。

 

僕も数学の対策としてまず初めに徹底研究にとりかかりました。過去問を解いていて公式とか定理を忘れたときにも使っていました。

微積行列式固有値固有ベクトル微分方程式の章以外はあまり触れていません。滑り止めとしてみなさん受けるであろう豊橋や長岡のことを考えると、あまりこのやり方はよくないです。僕は山梨に受かる前提でいたので、豊橋をほとんど捨てていました。

 

というわけで、徹底研究はなんやかんや使うことになるのでとりあえず脳死で買いましょう

 

これはどの参考書にも言えることですが、先輩と繋がりがある人は先輩からもらいましょう。参考書だけではなく、過去問や編入の情報についても積極的に先輩を使いましょう

 

明石高専の図書館にも何冊か置いてました。見つけたら早めに借りておきましょう。

延滞しても基本何も言われません

 

大学編入のための数学問題集

明石高専の数学概論という編入対策用の授業で指定されていた問題集です。

 

普通に難しくて無限にメンブレしてました。

ただ、この問題集のおかげで微分方程式と行列の問題の経験値を積めました。解説も結構ちゃんと書いてくれてます。

 

大学編入試験問題 数学/徹底演習

図書館にあったので借りてきました。

 

使い方は数学問題集と同じです。

レイアウトが綺麗じゃないのがマイナスポイントです。

 

物理

横国の物理は初等力学しか出ません電磁気はいりません

17年分の過去問を見て、宇宙の範囲が出ている年が一度だけありました。

極稀に全く傾向にないような範囲(浮力とか?)が出るかもしれないので、対策しておいて損はありません。

 

ここ最近かなり難しくなっています。しっかり勉強しておかないと点数取れません。

 

使用した参考書

基礎物理学演習Ⅰ

図書館にあったので借りてきました。

 

僕は物理がかなり苦手だったのですが、基礎的な部分の理解にかなり役立ちました。

ただ、僕は演習を積まないと理解できない人間(それが普通?)なのでこの参考書だけでは完全には理解できませんでした。

 

 

よくわかる初等力学

一つ上の阪大工学部首席さんからもらいました。

 

こちらも『基礎物理学演習Ⅰ』のように基礎の部分を理解するのに使いました。

 

弱点克服大学生の初等力学

神です。この参考書のおかげで物理が一気に解けるようになりました。

 

よくわかる初等力学』は理論的なこと(もちろんそこが分かってないときつかったけど)しか書いていませんでしたが、『弱点克服』は編入試験や院試の過去問を収録している問題集なので、具体的な問題を解かないと何も分からない僕にとっては最高の参考書でした。

 

誤植が多いのがマイナスポイントですが、そのマイナスを許せるくらい自分にとても合っていました。誤植も、だいたい明らかに間違っていると分かるものがほとんどです。

 

ちなみに僕は改訂版ではないものを使っていたので、改訂版なら少しは誤植が減っていると思います。

 

論理回路

横国論理回路はそんなに難しいわけではありません。

例年、カルノー図から積和形にする問題などが出ています。過去問を見てもらえれば分かると思います。

今年はフリップフロップのよく分からない問題が出ていました。

 

普通に勉強すればそんなに心配しなくても大丈夫です。

使用した参考書

図解 論理回路入門

論理回路の授業を担当されていた先生が書かれた本です。

めちゃくちゃわかりやすいです

 

明石高専生は、これと受験大学の過去問をやっておけば余裕です

 

 

アルゴリズム

めちゃくちゃ難しいですアルゴリズムが解けるか解けないかでかなり合否が変わってきます。僕はたぶんミスりました。

 

変数のスコープ再帰に細心の注意を払って解く必要があります。

 

C言語の基本的な文法などを理解しているのが大前提で、対策としては過去問を解いたりソートやデータ構造の知識を身につけておくのが良いと思います。

 

使用した参考書

定本 Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造

研究室に居候していた、府大を受けた友人から借りました。

 

主に山梨対策で使用した参考書です。

計算量や構造体などについて何も分からない状態から山梨大学に合格できるレベルまで導いてくれた参考書です。これを見れば、横国のソートや木構造などにも対応できると思います。

 

アルゴリズム図鑑

図書館にあったので借りてきました。

 

ソートの流れやデータ構造などについて図でわかりやすく解説されています。

アプリ版もあり、360円で全てのアルゴリズムが見れるようになっているそうです。めちゃくちゃアドです。

定本でわからないアルゴリズムがあったときにこの本を見ました。それでも分からなければ基本ググれば出てきました。

 

プログラミング

横国のプログラミングは、C言語Javaの両方が出ます。

Cは難しい年と比較的簡単な年のどちらかです。Javaは基本的な知識さえあればそこまで難しくありません。

 

僕たちの代は授業でJavaではなくPythonをやったので、Java独学で勉強しました

Cの知識がある程度あれば、僕のようなゴミ情報系学生でもなんとかなります

 

対策としては過去問を解くくらいしかなさそうです…………。

 

使用した参考書

新・明解C言語 入門編

授業で使用していたものです。

 

普段全くコードを書かない人間なので、復習に使いました。

普段からコードを書いている人には不要だと思います。

 

授業で使っているような教科書であればなんでもいいと思います。

 

スッキリわかるJava入門

図書館にあったので借りてきました。

 

ある程度ぐぐって超基礎的な知識を身につけてから読みました。

Javaの知識0からでも大丈夫でした。

横国に出るような文法などは確かこれでカバーできていたはずです。(できていなかったらすみません)

 

分かりやすかったので、僕と同じようなレベルの人にもおすすめです。

 

TOEIC

横国TOEICのスコアを提出する必要があるので、TOEICの勉強についてもまとめておこうと思います。

 

横国600点以上あれば問題ないという噂を聞いたので、600点を目指しました。

(あくまで噂なので、みなさんはもっと上の点数を目指しましょう)

 

僕は4年生10月に初めて受けて560点、4年生1月に受けて630点でした。

TOEICは早くから受けておくほど点数が高くなります。

まだ3年生だから…………と言っているとすぐに4年生になります。僕はなりました

この体験記を読んでくださってまだTOEICを受けたことがないという人は、今すぐ次のTOEICの受験を申し込みましょう

 

また、TOEICには点数を盛れる色んなコツがあります。

例えば、『Part2では同じような単語が聞こえてきたらその選択しはひっかけ』みたいなやつです。

これらのコツは、YouTubeなどで調べると無限に出てくるのでぜひ調べてみてください。

 

使用した参考書

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

みなさんご存知金フレです。まだTOEICを受けたことがない人は、今すぐ下のリンクから買ってくださいTOEIC対策に金フレは必須です。

 

とりあえず600点レベル730点レベルの単語を覚えましょう。毎日無限に周回すればなんやかんや覚えれます。audiobookなどで音声を聞きながら例文ごと覚えるのがおすすめです。案外いけます。

 

600点を確実に取りたいのであれば、860点レベルまで手を出すと安心かもしれません。

 

1駅1題!TOEIC L&R TEST文法特急

金フレほど必須レベルではありませんが、ほぼ必須レベルだと思います。

 

金フレがListiningとReadingパート両方の点数に繋がるのに対して、文法特急は名前の通り文法問題が出るReadingパートの点数UPに特化しています。

 

マイナス?ポイントとしては、ずっとやっていると答えを覚えてしまい、その答えになる理由が分からなくても答えが出てきてしまうという点です。

 

はじめてのTOEIC L&Rテスト全パート総合対策

学校の授業で使用したものです。

 

この参考書だけで600点はきついんじゃないかな?と思います。

金フレと文法特急と合わせて使うのがいいと思います。

 

公式TOEIC Listening & Reading問題集

こちらも必須です。名前の通り、本番の問題を作っているETSが出している公式問題集です。

 

本番2回分を解けるようになっています。本番直前用に1回分残しておいて、時間配分などの確認として解くのがいいと思います。

 

こちらもaudiobookなどでリスニングの音声が聞けます。僕は2回目に受けたときは2,3週間前から登下校の時に1.5~2倍速で聞き流していました。これだけでも結構変わるのでおすすめです

 

公式問題集はシリーズ化されているので、最新のものを購入してください。

(2022年8月16日時点で最新のものは8)

図書館にも置いてあったので、ぜひ確認してみてください。

 

まとめ

山梨大学の試験対策編でも書きましたが、とりあえず過去問を集めて傾向を掴みましょう。傾向が分からないことには何も始められません。

 

横国専門科目(特にアルゴリズムプログラミング)で大きく合否が分かれるので、しっかり点数をとれるように頑張ってください。もちろん数学物理絶対点数を落とさないようにしましょう。

もし難しくて分からなかったとしても大丈夫です、周りの受験生も分かってません。たぶん僕の受けた年の物理もみんな解けてません。(解けてたら自分の弱さに泣く)

 

編入試験の勉強はしんどいと思いますが、必ず自分の力になると思います。

友人たちと研究室に集まって勉強するなどして、編入試験をわからせましょう!

 

何か質問等があれば、ぜひ気軽に@Love_Liver0173にDMどうぞ!